ご挨拶

私はこれまで、学生の時の1ヶ月アメリカ放浪の旅も含めて、アメリカ2回、ニュージーランド2回、カナダ、オーストラリア、台湾、韓国、タイ、フィンランド、ドイツ、フランスへの渡航を経験しました。

海外を訪れると、最初は興奮状態からその国のことを好きになりますが、そのうちにやはり日本が1番素敵な国だと思うようになります。日本から離れ、海外から異なった視点でものを見ることは、外国の文化、社会そしてそこに暮らす人たちの良さを知ることができると同時に、改めて日本の文化・伝統そして日本人の素晴らしさを認識することにつながります。

自国の文化伝統・価値観を大切にしつつ、他国のものも受け入れることができることは、国際社会では当たり前のことです。

私はこの4年間、「成田を国際都市に」というスローガンを掲げ「同じ赤い血が流れる地球人が勤労、医療、教育を等しく受けられる都市」づくりに奔走してきました。

国際空港を抱え、日本の表玄関を自負している国際都市成田は、日本の先進都市として、多文化共生社会の実現を果たさなければならないと考えたからです。

また、少子高齢化が社会問題となっている日本は、外国人との共生に目を向けて、経済・物流だけでなく、学問、文化芸術、スポーツなどの交流を積極的に展開し、海外の若者を多く呼び寄せる必要があります。

「国際都市成田」という名称がイメージだけでなく、名実ともに世界に知れ渡るように、さらに尽力したいと思っています。よろしくお願いいたします。

成田を真の国際都市に
多文化共生

国際都市成田の外国人人口はコロナ禍を挟んで、今年1月には6,802人になり、過去最高となりました。人口比で言えば、成田市人口の5%を超え、20人に1人は外国人住民になっている計算です。建設業、空港、ホテルサービス業、農業、製造業等で、日本経済の下支えをしてくれている外国の方々の存在がなければ、私たちの当たり前の便利な生活は破綻してしまいます。
少子高齢化や若者世代の流出が続く成田市に定住する海外の若者が増えることは、これらの問題解決の一助になります。
国際空港を抱える成田市だからこそ、この立地条件を最大限に生かし、もっと海外に目を向けた経済、人、文化芸術の交流をはかり、多文化共生が実現している真の国際都市に成長すべきです。

こどもは地域で育てる
多様性

社会が多様化するにつれて、学校教育における教師の努力だけでは、子どもたちを健全に育成することは困難になってきています。中学校部活動の地域移行も含めた教師の働き方改革も進めなければなりません。したがって、子どもたちの健全な育成のためには、学校という枠を超えた教育が地域社会で展開されることが必要になります。
さらに、心や体に障害のある子どもたち、不登校等の子どもたちへの教育など、その子にあった環境を用意し、多様な個性が生かされる教育を実現しなければなりません。

グローバル人材を輩出するまち

・学校英語教育における実践的な英会話能力の向上
・市民向け英会話講座の拡充
・学校及び市民大学での国際理解の促進
・成田市立国際中高一貫校の設置
・海外インターナショナルスクールの誘致
「やさしい日本語」講座の開設
多文化共生協議会の設置

スポーツ、芸術活動が盛んなまち

地域部活動の実現
・スポーツ、芸術指導者育成
芸術鑑賞及び体験機会提供の充実
地域音楽会の交流促進
絵画、写真、書道展等の一体型開催
プレイパーク常設
世界大会が開けるスポーツ施設の整備
(スケボー、ボルダリング、BMX等)

多様な学びの保証がされるまち

・様々な個性を持った子どもたちへの
 ICT活用による学習支援の充実
不登校児童生徒の学びの施設再整備
・少人数学級の実現及びサポート教員の拡充
・外国人児童生徒のための日本語学校設置

地域ボランティア活動が充実するまち

見守り&あいさつ運動の推進
学校運営協議会制度の推進
放課後子ども教室の拡充
地域防災活動の充実
自治会活動の活性化&DX推進

成田市議会 議会報告