<100年前の学校施設設計思想>

<100年前の学校施設設計思想>

今日開かれた第3回議員団研修会。

講演内容は【公共施設マネジメント「拡充」から「縮充」への発想転換】

極めて簡単に言うと、老朽化した公共施設(学校・公民館)の建て替え、統廃合、再利用などについて、民間のノウハウを積極的に取り入れ、規模も経費もスリム化すべきだという、提言です。

市役所の新庁舎建設も、デジタル化に伴う社会変化に対応すれば、大型の見栄えのするものは必要ない。
例えば、

来庁者の8割は「証明書」の発行⇒コンビニ・オンラインで対応可。

来庁者の2割は福祉ザービスの相談⇒必要なところに出前サービスで対応

窓口カウンターが不要なら面積は3割減る。

など、具体的な説明があり勉強になりました。

その中で、私が最も関心を持ったことは、学校設計施設思想がそのまま残っている学校現場についてです。

「教室は黒板に向かって左側が窓。右側が廊下。」

これが日本中の学校で設計基準として採用されているのです。

みなさん、理由がおわかりでしょうか?

昔の日本人は全員右利きだったからです。左利きの子どもも右手で字を書くように矯正されました。

だから、左側から光が差し込み文字を書くときに明るくなるようにという配慮がされたのです。

目からうろこ。

そう言えば私から見た生徒達は右側は明るい&温かい。

左側は暗い&寒いというのが定番でした。

今の時代にそぐわないことは甚だしい。

「当たり前」という固定概念が自由な発想を妨げる。

勉強になりました。