23 3月 <ゼレンスキー氏演説を聞いて>
日本人に何が出来るのか、何をすべきか、真剣に考えました。
北方領土問題で、これまでロシアの都合の良いように振り回されてきた日本は、ウクライナ侵攻で完全にロシアと対峙することになります。
尖閣諸島問題では中国の侵略行為もあります。
表には見えませんが、いずれも海洋資源の所有権を争う大切な問題です。
また、北朝鮮の日本海に向けての核弾頭ミサイル発射実験。
これまでアメリカ頼みで国防を行ってきた、軍隊を持たない日本。
非核3原則は遵守するとしても、日本国民が、ウクライナ侵攻問題を自分のことの考えておかないと、突然狂った指導者が日本に対する侵略戦争を始めたとき、どうやって自分たちの国を守るのでしょうか。
局地的な核兵器使用という点では、島国の日本は、隣接する国がないだけに、狙われやすいとも言えます。
私はもちろん日本の軍備増強に反対ですが、プーチンの蛮行を許せば、今後軍隊を持たない日本がどのような立ち位置になるのか心配です。
本当にアメリカは日本を助けてくれるのでしょうか?
国連はあてになりません。
本来、国連安保理とは、世界の平和を保つための話し合いが行われるところで、安保理で決定したことには、国連加盟国は従わなければなりません。
しかし、常任事理国が反対したら決議は否決になります。
その常任事理国とは、アメリカ、イギリス、フランス、そしてロシアと中国です。
今回は常任理事国のロシアが戦争を始めました。
したがってどのような平和的な提案がされても、ロシアが反対すれば、決議されません。中国は棄権しました。
ところで災害時における援助活動の方針には、自助、共助、公助の3つがあります。
しかしながら最近は、自分の身はまず自分で守るという自助を重視するようになってきています。
これは戦争時においても同様で、共助(アメリカ)、公助(国連)を当てにしていたのでは、自分たちの平和を維持できない世界情勢だということです。
戦争は絶対に反対ですが、今回のウクライナ侵攻問題を遠い国の問題と思わず、自分の身の守り方の議論は、しておくべき時が来ていると思います。