<想定>

<想定>

言論の自由、民主主義の根幹を覆すようなテロ行為によって命を落とされた安倍晋三氏に対して、心からお悔やみを申し上げます。
現在犯人の自宅捜査から、テロ行為関連の武器・爆発物が見つかったことがわかってきています。
さて私にとって安倍晋三元首相の印象は、在任中、ロシアのプーチン大統領との間で27回もの首脳会談を行い、訪露を11回(プーチンの訪日は2回)行ったことです。
結局、北方領土問題、平和条約問題解決は進展しませんでした。
安倍元首相はプーチンに都合よく利用されただけ、という声もありました(私もそう思っていました)。
そして3月のロシアによるウクライナ侵攻問題では、安倍元首相が平和解決のための架け橋になることはありませんでした。
それでも、これだけ北方領土問題について、真正面から取り組んだ政治家はいなかったと思います(北方領土は、国防という観点からも海洋資源という観点からも、日本が取り返さなければならない日本固有の領土です)。
こんなことが日本で起きるとは、安倍晋三氏を含めて、世界中の誰も想像できなかったことです。
世界中で起きている戦争、紛争、テロなど様々な出来事は、「外国(そとのくに)」で起きている他人事でしたが、日本でもきちんと「想定」していく時代になっているのだと、改めて思います。
最後に、改めて凶弾に倒れた安倍晋三氏に心からお悔やみを申し上げます。