<総務常任委員会から市への要望書>

<総務常任委員会から市への要望書>

2年間、総務常任委員会で行なってきた様々な調査研究・審査のうち、特に力を入れてきた大栄地区の小学校5校の学校跡地利用について、改めて市に申し入れを行ないました。
【公共施設の跡地利活用に関する要望書】
本市では、学校をはじめとした公共施設の跡地利活用が行われており、小中一貫の義務教育学校の整備により小学校5校が閉校した大栄地区については、サウンディング型市場調査を実施するとともに、学校跡地利用検討委員会で各小学校の跡地利活用の方針を決定するなど、検討が進められている。
このようなことから、本委員会としても、「公共施設の跡地利活用について」を所管事務調査のテーマとして掲げ、現地視察や他自治体への行政視察を行うなど、調査研究を進めてきた。
また、学校跡地は、地域コミュニティの中心として、地域住民にとって通いやすく利用しやすい立地であり、利活用することで、地域住民の利便性の向上や地域コミュニティの活性化につながるなどメリットは大きく、市民の期待は大変大きいものと捉えている。
以上のことから、公共施設の跡地利活用を進める上で、本委員会として次のとおり要望する。

1.市民全体の利益という観点から、全市的な行政需要へ対応する有効活用策
の実現を図ること
2.学校は、地域住民にとってコミュニティや地域活動を支える中心的な場であり、地域のシンボル的な存在となっていることから、学校跡地の利活用に当たっては、地域住民の参画を図り、地域の意向やニーズを十分に踏まえた活用方法とすること
3.民間事業者等による跡地利活用については、地元の意向を尊重し、市や地域に与える影響等を十分に考慮した上で活用すること
4.中・長期的な視野に立ち、多様化する市民ニーズを考慮して、将来を見通した活用とすること