<9月議会一般質問 MaaS>

<9月議会一般質問 MaaS>

都市が抱える交通に関する諸問題をICTネットワークを活用して解決しようとする考え方をMaaSとよびます。
「Mobility as a Service」の略称で、直訳すると「サービスによる移動」です。
あらゆる公共交通機関やライドシェア、シェアサイクルといったサービスをつなぎ目なしに結びつけ、マイカー以外の交通手段による移動を1つのサービスとして捉える概念のことを指します。
例えば、目的地に行くためのルートや交通手段の検索、公共交通機関の料金支払い、そしてレンタカーなどの予約や決済を、オンライン上でまとめて行えるようになります。
これは、高齢者、免許返納者、障害を持つ方など、外出支援を必要とされる方々に極めて有効なシステムであると共に、公共交通機関の利便性向上による運転免許返納促進、その結果CO2削減にも大きな効果をもたします。
私が所属する政友クラブでは、この7月に群馬県前橋市を視察しましたが、前橋市はすでにこのMaaSを都市機能に導入しているのです。
交通系ICカード「Suica」「PASMO」の機能を、なんとマイナンバーカードのICチップに移行し、マイナンバーカードを交通系ICカードとして使えるようにしているのです。
市内のレンタル自転車もマイナンバーカードをかざすとロックが外れ利用できます。
公共交通機関の予約もスマホ上で行えます。
国際都市成田がこのシステムを導入すれば、海外からの観光客が、成田市内の移動まで実にスムーズに出来ます。