【七回忌:親の家の処分問題に直面】

【七回忌:親の家の処分問題に直面】

母親の七回忌ということで、4年ぶりの鹿児島へ。

七回忌と言っても墓じまいをしているので、法事を行なう訳ではありませんでしたが、親の自宅をどうするかという問題の協議と地元の親戚のかたへご挨拶などがあったからです。

ついでに、原発を抱える薩摩川内市の社会福祉状況や、デマンドバス、デマンドタクシーについても聞き取りをしました。

さて親の自宅は、母が20年前に立ち上げたNPO法人「ハート&スマイル」の活動場所として、母が他界後も、継続的に利用してもらっています。

「ハート&スマイル」とは、薩摩川内市 樋脇保健センター内にあり、ハート&スマイル教室、癒しの訪問、いやしカフェといったサービスを行っており、行政と連携して地域の高齢者の健康寿命の向上を目指している団体です。

活動場所の樋脇保健センターは、昔栄えた市比野温泉郷にあり、写真のとおり、ほとんど誰も利用しない「足湯」の施設があります。なんと樋脇保健センター内にも、温泉があります。

またすぐ近くには、道の駅樋脇(ひわき)があり、ここにも足湯があります。

4年ぶりの道の駅は食堂がリニューアルされていて、地元の人たちで賑わっていました。ちょっと驚き。

帰省するたびに必ず食べる「せごどんぶい」。

黒豚の味噌漬け焼きどんぶりで、変わらぬ味に大満足。

さて私の両親の実家の話しですが、実はこの家も、お風呂は蛇口をひねると天然温泉が出てくる家です。

温度が60度近くあるので、入浴したいときは1,2時間前に湯船にためて、冷ましてから入ります(急いでいるときは水を混ぜますが)。

天然温泉なので、本当に肌がつるつるになります。

おそらく皆さんは、うわっ、何という贅沢と思われるかもしれません。

確かに売り出し当初は、天然温泉付き区画販売(戸建て販売ではない)として、住居のみならず別荘としても人気があったようですが、街がさびれるにつれ、空き家が出始めました。

このまま放置していると、やがて負の遺産となり、私の家族に迷惑がかかってしまいます。

NPO法人の現代表者の方やスタッフの方々と協議しましたが、さてどうしたものか。

他人事ではない空き家問題に直面しています。