【成田市にとって外国人は旅行者であって市民ではない】

【成田市にとって外国人は旅行者であって市民ではない】

夕方は「年金サテライト成田」へ。
暮らしサポート成田からの連絡を受けて、外国人の年金申請の補助。この職員は、これまでにも外国人離婚問題や、ベトナム人人道支援などで協力して問題解決にあたってきた、とても信頼できる職員。
夫に先立たれて1人になり、年金受給の申請に年金事務所に訪れた高齢女性。
永住権を持っていて30年以上日本に住んでいるので日常会話は全く問題ないが、読み書きは困難。
これはほとんどの在住外国人が抱える問題。
日本語は難しすぎる。
そもそも年金受給の手続きは複雑かつ煩雑で、私にもさっぱりわかりません。
これを外国人が容易にできるはずはありません。
しかし最大の問題は別にあります。
詳細は記しませんが、別れ際に語った女性の一言を紹介します。
その外国人は、10年ほど富里市に住んでいたことがあるとのこと。
その彼女はしみじみ言いました。
『富里市は外国人に優しいです。今は成田市民ですが、富里市に相談します。富里市民ではなくても、とても親切に対応してくれます。』
私はその女性に言いました。
『富里市は昨年1階の市民課に外国人相談窓口を設置したんですよ。つまり富里市にとって外国人は住民ですが、成田市にとって外国人は旅行者です。』