19 5月 【こども達はどこへ行けばいいのか】
バレーボール教室が、2週続けて40人越え。
土曜日に各中学校で部活動を行なって、さらに日曜日の午前や午後を潰して集まってくるこども達。
夜の体育館開放での活動ならまだわかるのですが、土日の両方を潰してまでバレーボールにかけるこども達。
しかもひたすら基礎練習をするだけのバレー教室で、大会参加も何もないのです。
さてこのバレー教室、9月からの成田市のモデル事業としての整備を進めていますが、コーチ確保と備品の整備が大きな課題。
現役&退職教師や卒業生が順番に来てくれるので何とか回っていますが、5年後10年後に持続可能なクラブとして成立しているための組織作りが本当に難しい。
今日は3年生、2年生、1年生&小学生の3つにグループ分けして指導。
植草学園大学付属高校(毎年千葉県のトップ4に残る強豪校)の顧問の先生(元プロバレーボール選手)も、生徒が試験休みということで、臨時コーチに来てくださいました。
3年生のこども達は目を輝かせて活動。
保護者の方々と色々話しますが心配事はやはり地域移行。
「本当に中学校から部活動がなくなってしまうのですか。」
「中学の部活はこども達が勝手にするものだと思っていたのに、習い事になったら、お金を払って、親の送迎も必要になるということですよね。そんなこと想像もしていませんでした。」
私は、教師の働き方改革で学校から部活を切り離すことには賛成ですが、地域に受け皿がないまま学校が門を閉じたら、こども達はどこへ行けばいいのか。
純粋に部活に燃えている子もたくさんいるのです。
文科省は、当面の間は消耗品の補助はしますが、備品の維持管理費や新規購入費の予算は組んでいません。
野球は、グラブ、バット、ヘルメットなど一番お金がかかります。
吹奏楽部は楽器購入をどうするのか。
スポーツ庁も文化庁は具体案を示しません。
この問題は教育委員会だけの問題ではありません。
成田のこども達の健全育成のために、生涯学習課、スポーツ振興課、文化国際課も全力で扱うべき案件です。
※3時間ボールを打ち続けて、肩も腰もガタガタです。