【日本と中国の架け橋になって! バレーボールって何?】

【日本と中国の架け橋になって! バレーボールって何?】

本日は東町にある日本語学校「和風日語学院」で、多文化交流をテーマに授業を行ないました。
この教室のみんなは中国の大学を卒業後、日本語学校に入学し、日本の大学や日本での就職を考えています。
日本語のレベルはかなり高く、私の言っていることは理解できていました。日常会話ならほぼ大丈夫。
テーマが難しかったのですが、様々な質問と意見交換の場を設定し、自由に話しをしてもらいました。
自分の長所を発表する場面では
「私の長所は明るいところですが、気分が落ちるときもあります。そんなときは歌を歌います。先生はどうしますか。」
「私はバレーボールをやって気分を変えます。」
「バレーボールって何ですか?」
「・・・」
すると知っている子が、「ハイキュー!!」と言いました。
「あぁ、あれ!」一発で理解。
英語圏でなく日本を選んだ理由についての問いでは
「子どもの頃に見たウルトラマンが大好きで、日本語に興味を持ちました。仮面ライダーの変身ポーズもまねして遊びました」
恐るべし、日本のアニメ&特撮文化。
ちなみに中国でも小学校から英語を学び、約半数くらいの大学生が英語を話せると言っていました。
別の女の子は「先生は野球が好きですか?」
「えっ?!中国で野球?」
「高校野球にはまりました。1つの目標に向かってみんなががんばる姿にとっても感動しました。」
これにはびっくり!
「卓球はみんなできるよね」
「ハイ!小学校の体育で習います」
そりゃそうだ。
さて「外国人と日本人がこうやって話す機会が成田にはありますか?」という質問には、心が痛みました。
お祭り行事としてはあるけど、国際都市なのだから、サロン的に気軽に話せる場所づくりが必要です。
校長先生はこうおっしゃっていました。
「みんな日本人の友達が欲しい、とよく言っています。アルバイト先でも友達になるのは他の国の人ばかりで、日本人は関心を持ってくれない、というようなことを言っていました。彼らが日本人と出会うチャンスがあると、本当にいいなと思います。」
留学生達は、マスコミで知っている政治家や報道官とは全然違います。みんな日本が好きです。
だって日本を選んで留学に来ているのですから。
こういう若者と交流を深めることが、国同士の国際問題解決につながるのです。
授業の最後に「この中から外交官になって中国と日本の架け橋になる人がでたらうれしいです。応援しているからがんばって!」
全員笑顔であいさつを返してくれました。
1時間30分の授業でしたが、学生達は休憩時間は入らないと言ったので、ノンストップで行ないました。
最高に、最高に楽しかったです!