25 11月 【教育民生常任委員会行政視察報告書】
Posted at 22:16h
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4つの常任委員会の行政報告書がアップされています。
私の明石市と大阪市の行政視察総括です。
【総括】
明石市の担当者は、「泉前市長の強い思いから、公共事業の予算を削って、子育てと子どもへの支援の充実に舵を切った。最初は戸惑っていた職員も、胸を張って情熱を持って市政に取り組んでいる。2010 年には 39 人だった子ども部門の職員が、2020 年には 133 人に増加。予算は2倍。その結果、出生率は 1.7 倍となった。」と述べた。
日本の多くの自治体は、厳しい財政事情に加え高齢化への対応も待ったなしの状況で、子どもに重点的に予算を振り向けるのは容易ではない。しかしながら、今回視察を行った明石市や大阪市のように、本気で子ども中心社会を作るために予算を充てるという施策は、若い世代の流入につながっているという事実がある。
本市の、成田空港の更なる機能強化、それに伴う大型開発行為によって人口増加を図る手法に否定的ではないが、未来の宝である子ども達に予算を投入することこそ、安定した人口につながっていくのではないか。まさに行政トップのまちづくりに対するビジョンが反映していくのである。
経済中心のまちづくりによる人口増加は一時的なものであって、本当にまちの活性化につながるものではないという思いが増した。
子どもは社会の宝である。子育て支援だけではなく、子ども支援に力を入れることによって子どもたちの郷土愛「成田愛」が育ち、活力あるまちづくりにつながるのである。
教育民生常任委員会 委員長 眞野 義行