【公民館有料化を考える】

【公民館有料化を考える】

本日は、成田市議会のリベラル成田さん主催の有志勉強会に参加しました。

講師の長澤先生による公民館の歴史的、法的根拠に基づく解説はとてもわかりやすく、改めて公民館の存在意義を考える機会になりました。

成田市財政課は昨年11月に「使用料・手数料の見直しに関する 基本方針」を発表し、「受益者負担の原則」に基づく公民館の有料化の方針を示しました。

公民館の有料化やコミセン化は全国的な流れですが、公民館が図書館や博物館と同様に、社会教育および地域コミュニティ形成のために必要不可欠なものであることを考慮した、慎重な議論が必要になると思います。

確かに財政的に苦しい自治体については、受益者負担という観点からの議論も必要でしょうが、成田市の財政力で、地域の学びの場を有償化するというのは、残念な考え方です。

長澤先生は、教育委員会が公運審および社会教育委員会議に対する諮問ないし助言を求めることなく、公民館有料化の手続きを進めたことは、重大な問題であるという指摘をされていました。

学校教育も社会教育も、教育にお金をかけない自治体には、人は集まりません。