【明るく開放的で、学校を意識させない作り】

【明るく開放的で、学校を意識させない作り】

豊田市の不登校対策事業「居場所みつけプラン」は、「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく、児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて、社会的に自立することを目標にしています。
もちろん、学校は学びの質が担保された教育機関であり、行くようになることが望ましいですが、学校が「居場所」とはならない児童生徒が増加している現状を捉え、彼らが安心して自分のペースで学びや他者との交流を続けられる「居場所」作りを進めています。
しかしその場所は、子ども達自身が選んだ「居場所」でなければなりません。そのために、子ども達の将来の社会的自立を念頭に置いた、従来の枠組みを超えた包括的な支援を準備しています。
特に全国に先駆けて始めた、保護者への経済的支援「フリースクール等利用支援補助金制度」は、素晴らしいものでした。
昨年9月から生活保護や就学援助受給者を対象に始まったばかりですが月額上限2万円を支給。今後は全家庭を対象にすることも検討中とのこと。
大垣市も豊田市も、不登校児童生徒のために用意した施設は、明るく開放的で、学校を意識させない作りになっていました。
「誰1人取り残さない」という姿勢が、施策に明確に現れていました。