「政友クラブ行政視察」
・7/12 栃木県の大田原市学校跡地利用 議会ICT活用 国際医療福祉大学太田原キャンパス・7/13 群馬県前橋市デマンド相乗りタクシー2日間、実に中身の濃い研修を行なうことができました。いずれのテーマも現在成田市が取り組むべき問題です。 【蜂巣小学校跡地利用の hikari no cafe】「地域のヒカリとなり、福祉のヒカリとなる」このビジョンのもと①障害者の自立支援推進(就労支援事業)②交流人口増加&地域経済活性化③地域住民の憩い&活動場所の提供を目標に事業を展開している。 【前橋市のデマンド相乗りタクシー】高齢化社会を迎え、既存の公共交通機関では利用が難しく、外出困難な市民にその機会を提供するため、既存のタクシーを活用した運賃補助サービスを市全域に導入。わずか1年の実証実験を経て、紙利用による本格実施に至った前橋市。途中、紙とマイナンバー併用実証実験を経て、2022年からマイナンバーカードに一本化。市の窓口でマイナンバーカードのICチップの空き領域に、直接「マイタクシステム」の情報を書き込むので、現在問題になっているような情報漏洩事故は、起きていない。利用者は、1日2回(往復)運賃の半額、上限1,000円までの補助が受けられる。利用者は、タクシー車内の端末にマイナンバーカードをタッチするだけで全ての精算ができ、年間70回の利用が可能。他にも、地域限定ではあるが、電話1本で、近くのバス停からどのバス停へでも、乗りかえせずに行くことができる、自由で便利なデマンドバスの運行も行っている。さらには、シェアサイクルも充実しており、現金、電子マネーの他にマイナンバーカードも対応させている。電動キックボードのシェアについては、シェアサイクルがあるため考えていないとのこと。市の財政が苦しい中で、知恵を絞って高齢化社会及び公共交通機関のIT化に取り組む姿勢に感心させられた。市長のトップダウンで始まったそうだ。 ...