【中学生の「居場所」作りは想定外】
本日は50人。雨にも負けず、集まりました。オーバーパスの練習に約3時間。全く面白味のない基礎練習ばかりですが、みんなコツコツ取り組みます。バレーボールクラブは、休日の中学生の居場所になることも目的としてきましたが、このまま受益者負担に突入すると、通えなくなる子どもたちが出てきます。しかし、学校部活動ではなくなるわけですから、受益者負担にしないと、消耗品であるボールやその他の備品が購入できなくなります。教育委員会は、受益者負担額について早急に決定しなければなりませんが、その基準になるものがない上に、教育委員会そのものに、部活動についての経験が不足しているので、さらに大変です。私は、運営責任者として夏までには方針を決定しなければなりません。ところで、私はつねづね思っていました。「こどもまんなか社会」の指す「こども」に、中学生は入っていないのではないか、と。世間一般のイメージは「こども」は幼児から小学生。「若者」は高校生から20代。心身共に最も変化が激しい13歳~15歳は、そのどちらにも入っていないと思います。ではこの世代のくくりは何でしょうか。ズバリ、「中学生」です。「こども」「中学生」「若者」したがって「こどもの居場所作り」と言ったときに、「中学生」の「居場所」作りは想定外です。ではなぜこのような認識になっているのでしょうか。それは、「中学生」の居場所は、放課後も休日も中学校だったからです。そしてそれを長らく支えてきたものが部活動なのです。それがなくなろうとしています。私はずっとこの問題について取り上げてきましたが、学校の部活動がなくなるということの重大さを、社会全体で問題として取り上げないと、大変なことになります。 ...