<諦めウィルス感染症 コロナ第7波よりも怖い>
3年前にイギリスに留学し、まさにコロナ禍に見まわれた教え子が昨日、帰ってきました。【こんにちは、お久しぶりです。高校を卒業して日本に帰ってきました。(中略)今、帰りの飛行機の中で濃厚接触者になってしまって隔離しているので、4月1日以降にご挨拶に行きます。よろしくお願いします。】諦めない若者が帰ってきました。イギリス生活での生の声を聞けることが楽しみです。ところで私は教員時代に、子どもたちが年々淡泊になっていくなぁ、と感じていました。うまく火をつければちゃんと燃えますが「導火線が長い」感じです。また、校内暴力で荒れた時代からは考えられないほど従順になっていく子どもたちの変化も心配になりました。本当に自己主張をしなくなってきた。極端に言えば「喜怒哀楽」が薄い。だからコロナで様々な学校行事でなくなっても、「しょうがない」という一見物わかりの良い態度で受け入れます。大人が、「一生に一度」と言って子どもをかわいそうに思う感情とはズレがあります。ある意味、切り替えが早くて良い態度とも言えますが、何か物足りない。もちろん全員ではありませんが、昭和的な子どもは少なくなりました。そこに、このコロナ感染症。このままでは本当に、がんばることに意味を見いだせない子どもが増え、何ごとも簡単に諦める子が育ってしまいます。子どもたちの「やる気の命」がつきてしまいます。とにかく、子どもたちの活動を制限するのはもう終わりにしてほしい。コロナの殻から、子どもたちを解放する方法を考えないと…。「諦めウィルス感染症」の方が、よほど深刻です。 ...