【教育者のはじめの一歩】
本日は10月に行われる新人戦のシード決め大会。 試合は8:30から16:10まで。 先生と生徒は遅くとも7:30に集合ですから、最終試合終了の16:30までだと、9時間の拘束です。 にもかかわらず、わずか3,600円の報酬です。 時給400円。 しかもお弁当は1人分。 すべてのチームは2人顧問なので、1人分は、なんと自腹です。 そして交通費も出ません。 だからこその休日部活動停止なのですが、1番大変な大会引率は部活動顧問が行うという、今回のおかしな変更。 受益者負担になったときに、交通費補助や月謝の一部公的負担を全く考えないままスタートした、本市の部活動地域展開。 しかも印旛郡市町が統一して地域展開しないために、他の自治体では、そのほとんどは無料の学校部活動が続くのに、成田の子どもたちは来年4月以降、部活解体になる上に受益者負担になります。 その結果、新人戦に向けて、今日がんばった子どもたちが、月謝が払えないために、来年は活動できないかもしれないのです。 さらに今日、一所懸命戦っていた成田の子どもたちは、来年どうなるのか、今も知らない…。 今の2年生は、入学して部活動に入部したときには、クラブ化するなんて知らなかったのです。 だから、2年生が引退する来年の7月までは、部活動を維持して8月以降にクラブ化すべきです。 実際に教職員も、来年の7月までなら、がんばっている子どもたちがかわいいから顧問を続けたいと言っています。 なぜこんな簡単な理屈が通じないのでしょうか。 なぜそこまで4月開始にこだわるのでしょうか。 大会会場に足を運んで、子どもたちのがんばる姿を見れば、会議室とは異なる現場の空気を感じることができるのに…。 こどもの最善の利益を考えることは、教育者のはじめの一歩です。 ...