【行き場を失ったこども達の行く先は…】
最近のバレーボールクラブの活動状況ですが、昨日は45人、過去3回は46、63、51人という状況で、極めて大人数での活動となっています。来週は再び60人越えの可能性があります。コーチ陣は現職の教師を含め、指導力のある人たちがそろっていると自負していますし、それゆえ、多くの生徒が集まってくるのでしょう。実際に昨日は、現職の教員を含め、6人のコーチでレベル別練習を行ない、こどもは満足し、保護者からは感謝の言葉をいただきました。さて今、私が心配しているのは、来年の4月以降の運営です。現在、教育委員会は小学生6年生に対して地域クラブのモデル事業としてバレーボールクラブ(男女)を紹介しています。新1年生がバレーボールクラブを希望した場合、もちろん断ることはできませんので、受け入れることになるでしょう。もし20人の希望者がいたら80人、40人の希望者がいたら100人です。現実的に受け入れ不可能な人数です。それでもモデル事業と言うことで最初から受け入れ拒否はできないと考えます。教育委員会とは連絡を密にして地域移行を進めていますが、国が何の指針も出さずお金も出さないので、私が自分で考えるしかありません。ただ、本当に受益者負担になったら、金額にもよりますが、生徒は大幅に減るのではないかと思っています。同じ学校でありながら、クラブを続けられる子どもとあきらめる子どもが出てきます。親ガチャです。「子どもまんなか社会」と言いながら、金銭的な余裕がない家庭の子は切り捨てます。それが地域クラブ、つまり習い事ということです。行き場を失った思春期のこども達の行く先は…。そしてこの問題が、1つも社会問題になりません。 ...