【政友クラブ 富里市デマンド交通 視察】
2015年から始まった路線バスを補完する循環バスやデマンド交通。しかし、市民の移動ニーズの多様化や高齢化に伴い、「公共交通空白地帯への対応」や「利用者の減少」に対応できない現状が現れてきた。そこで昨年10月に従来のデマンド交通を大幅にリニューアルし、子どもから高齢者まですべての市民が利用しやすいデマンド交通の再編成を行なった。注目すべき点は、成田市と異なり、富里市外での乗降も可能としているところ。乗降ポイント方式とドア・ツー・ドア方式を併用しているところ。ロゴマークは、包括連携協定を締結している日本大学理工学部交通システム工学科の学生の皆さんに候補作品を作成してもらい、令和4年12月中の市民投票により決定。愛称は、令和5年1月中に市内小・中学校の児童・生徒から募集し、応募293作品の中から「キャロリン号」に決定。こうした活動は、「キャロリン号」が「子どもから高齢者まで利用できる新しい市民の足」である、という周知の仕方として最適だと思った。行政が行なっていることの見える化は、市民を巻き込むことが最適なことは言うまでもない。10年以上実証実験を続けていて、未だ正式運用に至らず、しかも高齢者限定の成田市オンデマンドタクシー。その間、愛称募集をすることもなく、硬直化した「オンデマンドタクシー」。政友クラブとして、柔軟かつ迅速な公共交通網の再整備について、執行部に要求していきたいと思います。 ...